爆乳フェチカフェ【動画】

男なら誰でも通ってきた道。
そう、アダルトビデオを購入するという試練。
今の若い人達はネットでポチッとしたら好きなエロ動画が簡単に手に入るのはもちろん、
モザイクの向こう側まで見られる時代になってしまった。
まぁそれが良いか悪いかは置いといて。
AVを初めて買った日のことを覚えているだろうか？

私の場合、初めて買った作品＝初めて見たAVではない。(多分みんなそうですよね。)
友人などから借りたAVを家族がいない隙を見計らって、ことに勤しむ。
初めてAVで射精した時はなんという贅沢！と感慨深くなったのだがそこは人間。
それでは満足行かなくなり、より理想のおかずを求めだすのだ。

エロ本やAVの最後の方にちょこっとだけやる作品紹介で気になる作品や女優さんに出会う。
ひとりの女優さんが顔もおっぱいもどストライク。
もうそうなったら想いはひとつ。
コレで抜きたい!!



あれは夏が過ぎ、肌寒くなってTシャツ1枚では涼しすぎる秋の日のこと。
覚悟を決め、自転車にまたがり古本屋という建前のエロビデオ屋さんに向かった。
人目を憚り、最寄りではなくちょっとだけ離れたエロビデオ屋さんだ。
潰れたパチンコ屋跡にできたカビ臭い店内には、入ってすぐ申し訳程度に置かれたハードカバーの小説と実用書。
色の褪せたアイドルのイメージビデオ。
電源の入っていないパチンコ台。
そんなものには一瞥もくれず、二桁の数字が大きく描かれた暖簾に向かって一直線に向かった。

僕は焦っていた。
お店の前に僕の自転車が停めてあることもそうだが、そもそも暖簾に描かれた数字程、僕は秋を経験していない。
その暖簾をくぐることを許されていない人間なのだ。
昨夜のイメトレ、家を出る時の決心、いつもより長く感じた登り坂。
いろんなことがフラッシュバックする中、心を無に…いや、ピンク色に染め、暖簾をくぐった。

「やってる？」
と言わんばかりに右手で跳ね上げたベールの先では文字通り、ヤってた。
何列も所狭しと並べられたAVの棚。
裸、裸、裸。
ピンク色に染めあげた心はやがて肌色になってきた。
もう、麻痺しているのだ。
ふと左を見るとレジカウンター。
こちらに配慮してか小窓のようになったカウンターのせいで店員さんの雰囲気をうかがい知ることはできない。

落ち着け！
誰かに言われた気がして、陳列の仕方の解析に入る。
カテゴリー、メーカーによって分けられて陳列されている。
お目当の女優さんがどこのメーカーから出してるなんて知らない。
カテゴリー？
巨乳かな？
巨乳棚にお目当の女優さんはいなかった。

居合わせた1人の客の視線が自分に向かっているような気がしてならない。
早くしなくては。
店員さんに聞く、というデンジャラスで恥知らずな案は即却下されたが、レジカウンターの方に目を向けると
レジカウンターを挟んだ、向こう側にも陳列棚がある。
暖簾をくぐって数分にもかかわらず、いかにもその場に小慣れた雰囲気を出しつつそちらへ向かう。

陳列棚は中古の商品を扱う棚だった。
その区分けは五十音順。
「あ」の棚を斜め読みすると間違いない。
「あ」から始まる女優がズラッと並んでいる。
そこからお目当に女優さんを見つけるのは容易だった。
彩名杏子
「あ」から始まる女優だ。

誰かの手垢がついた彼女のAVは3枚あった。
以前、作品紹介でチェックした作品そこにはなかった。
しかし迷っている暇はない。
パッケージも重要だが作品のネーミングも気になる。
冷静に思い返してみれば彼女で抜ければ本望なのだ。
1枚を慎重に選び、レジカウンターに向かう。

僕が無言で裏表紙を上に向けてレジに差し出す。
いつものコンビニでやる癖が出てしまった。
どう考えても裏表紙の方がエグいのに。
しかしここはエロとエロの交差点。
否、エロの森といった方がしっくりくるか。
いや、今宵もおかずを求めて猛獣達がやってくるエロジャングルだ。
もう1人の自分がそんなことを考えている最中、もう1人に自分は年齢確認のトラップに怯えている。
年齢を聞かれれば証明するものがない。
顔の見えない無愛想な店員さんがレジをいじる。
ほんの数秒の作業が長く感じる。
素早く黒いビニール袋に彼女を包む。
「ありゃしたー。」

初めてAVを買った瞬間である。

家路を急ぐと玄関に母がいたが、昨夜のイメトレのおかげでことなきを得た。
まさか僕のお腹とパーカーの間に卑猥な円盤が隠れていると想像だにしないだろう。
ここからは日常生活との戦い。
エサを得た猛獣が夜な夜な活動するタイミングを粛々と待つだけだ。
エサはもちろん彩名杏子。



と、単純に私の思い出話を書いただけでしたが、この初めて買ったAV、内容はめちゃめちゃエロい。
かれこれ10年以上経ちますが未だに現役のおかずです。
これほどのおっぱいの揺れ、トップランカーです。